雨漏り コーキング材の役割
コーキング材は雨水の侵入を防ぐ非常に便利な材料ですが、原因によっては雨漏りが改善されず再発するというケースもあります。また、コーキング補修を行ったことがきっかけで雨漏りが起きてしまったというお住まいも…
・コーキング材の役割
サッシや外壁材の間・サイディングボードの目地
換気フードの周りなど
水が入り込んで雨漏りを起こしかねない隙間を埋める際に施工されます。
・コーキング材補修で止まる雨漏り
窯業系サイディングやALC外壁の目地は外壁材同士の隙間にコーティング材を打設し雨の侵入を防いでいます。コーキング材のひび割れ、亀裂・肉瘦せによって雨水が入り込んでいる場合は、コーキング補修で改善されるケースもあります。
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モルタルの乾燥・収縮・施工上の問題や経年劣化など様々な要因で発生するクラック、これが雨漏りの原因ならコーキング材で埋めることで改善されます。ひび割れの幅が0.3mm以上のクラックが雨水の侵入経路となります。ヘアクラックという軽微な段階で、シーリング補修・外壁塗装を行うのが理想です。
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サッシに限らず、庇・換気扇などの設備と外壁材の間は全てコーキング剤で塞がれています。この部分が劣化してしまうと雨水が入り込み雨漏りを起こしてしまいます。必ず定期的なコーキング材での補修を行い隙間ができないように心がけましょう。
・コーキング材補修で止まらない雨漏り
瓦・スレート屋根材の割れ・・・雨漏りの直接的な原因にならない。屋根からの雨漏りを防いでいるのは防水紙であるため、屋根材をコーキング剤や防水テープで補修しても防水紙が劣化していては意味がありません。